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あらためて

大舞台を終えてあっという間に二週間。あたたかい感想をたくさん届けていただきありがとうございます。

能舞台で歌物語の世界を創り上げる事にチャレンジした今回の舞台。

「朱鷺絶唱」は佐渡を舞台に夫婦のトキの愛を描いた作品。父・高岡良樹が制作当初、能を意識して創作に取り組んだという逸話が残っております。そこで、「朱鷺絶唱」を能、「遠野物語」を狂言として捉え表現することを試みました。本舞台はもちろんの事、橋掛りが「遠野物語」の持つ異界に通じる世界「朱鷺絶唱」の幽玄性をより引き出してくれたのではと思っております。改めてご尽力いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。

この経験を活かし、さらなる高みを目指し歌い語り続けてまいります。おありがとがんす。